皆さん、こんにちは!光のエステLet’sです。
光フェイシャルに限ったことではありませんが、エステサロンで施術を受ける際に「回数を重ねないと効果は出ないですよ~」とか言われたりしますよね。
これ、初めてのお客様は特にそうだと思うんですが、「コース契約を組ませるための営業トークでしょ?」と心のどこかに思ってしまう自分がいたりして…
「まずはお試しでやってみたけど、あまり実感が湧かなかったから初回でやめた」という方も少なからずおられるのではないでしょうか?
確かに一回の施術を受けただけで、思い描いた姿になれるのであれば、それが理想かもしれません。しかし、一回で実感できなかったからと言って「やめる」と言う結論を下すことは「ちょっと待って!」と言える部分もあります。
大事なのは、「なぜ、一回では効果が出にくいのか?」「回数を重ねる必要性はどこにあるのか?」など、ちゃんとした根拠を知ったうえで判断していくことかと思います。
と言うことで、今回テーマは、光フェイシャルのメカニズムを交えながら、その真相にせまってみたいと思います!
◇ 光の波長効果の違いを知っておこう!
まずは、あらためて「光を肌に照射するとどうなるのか?」を解説しておきます。 当店もそうですが、一般的にエステサロンが使用する「光」とは、IPL(インテンス・パルス・ライト)❐と言う方式による、特殊なランプが内蔵されたマシンで光を照射する仕組みです。
この光は、さまざまな波長が混ざり合って放出されます。波長とは、目に見えない「うねり」のようなもので、長いうねりもあれば、短いうねりも混在しています。
この長短の波長の違いにより、肌に照射すると肌内部への深達度が変わってくるほか、肌の中に含まれる「特定の体内物質」に反応(=光の吸収)する度合いも変わります。 この体内の物質とは、「メラニン(色素)」「ヘモグロビン(血液)」「体内水分」の3つになります。
つまりは、波長の違い(特性)を上手に生かすことで、シミや赤みの元(色素)を減退させたり、コラーゲン増生など肌質の改善に繋げていくわけなんです。
ちょっと専門的になりますが、メラニンやヘモグロビンに吸収されやすい波長帯は、およそ400~700nm(単位:ナノメートル/1ミリの100万分の1)、体内水分は900nmあたりから吸収力が良くなります。
IPLの光波長は、およそ400nm~1200nmですので、ほぼ体内物質全体に光を吸収できる特性を持ち合わせていると言うことです。
ちなみに、クリニックなど肌治療で使用するレーザー光線は、単一波長といって755nm、810nm、1064nmなど、その波長だけを出力する方式なので、特定効果をピンポイントで狙い撃ちするところがIPLとは異なる点です。
◇ 光波長は均等に放出されるわけではない!
先ほど「IPLの光波長は、さまざまな波長が混ざり合って放出される」と申しましたが、ここで注意することがあります。それは「光波長はまんべんなく均等に放出されるわけではない」ということです。
これは、IPLの特殊ランプ(キセノンフラッシュランプ)の性質によるものです。どう言うことかと申しますと、IPLの波長帯である400~1200nmの放出強度にバラツキが生じるからなんです。
おおまかには、短い波長のほうが強度が高い傾向にあります。強度が高いということは、それだけ光の吸収度が高くなることを意味します。
ここで一旦、光の波長特性をまとめますと、短い波長は表皮に近いメラニンやヘモグロビンを吸収しやすく、かつ、放出強度も高め。長い波長は真皮の水分を吸収しやすくなるが、放出強度は低めと言うことになります。 この強度のバラツキが、効果が出るまでの回数だったり、肌が変化するタイミングに差が生じやすいと言うわけなんです。
◇ 「肌の悩み」にみる施術回数と間隔について
ここからは代表的な肌の悩み別に「効果が出るまでの回数」と「理想的な施術間隔」について、その目安を当店独自の視点で取り上げてみたいと思います。
<しみ・そばかす・くすみ>
シミ、そばかす、くすみを形成する要因の一つが肌に沈着する「メラニン(色素)」によるものです。IPLの光を肌に照射すると、およそ500~600nmの波長帯がメラニンをよく吸収し、熱変性が起こります。すると、メラニンが微細化し、ターンオーバーによって排出されていきます。
効果実感の回数は?
「シミ」や「そばかす」など目視できるくらいのものですと、1回の施術ではなかなか実感することが難しいかもしれません。しかし、顔全体がくすみがちな方は、1回の施術直後から「肌が明るくなった」と実感する方が当店実績では多くおられます。
さらに2,3回くらい施術を重ねると、薄いシミから徐々に浮き上がってきます。また、「マイクロクラスト現象」と言って、光を強く吸収したメラニンが焦げカス(細かいカサブタ)のように肌に点在し、一時的に濃く見えることもあります。でもご安心ください。これは、数日後には自然に取れていきます。(出ない場合もあります)
さらに4~6回くらい施術を重ねると、ターンオーバー作用によって不要なメラニンの排出が進んでいき、「シミ」や「そばかす」の減退が目視できるようになり、全体的なトーンアップの変化を実感していただけるかと思います。
施術間隔の目安は?
シミ、そばかす、くすみなど、メラニン系の減退を狙いとした光フェイシャルの施術間隔は、肌周期(ターンオーバー)が基準になります。およそ3〜4週間ごとの施術間隔で予約を取っていく感じが良いでしょう。
<赤ら顔>
赤ら顔の主な要因の多くは、毛細血管の肥大(拡張)や炎症性による赤みが出現することです。IPLの光を肌に照射すると、およそ550~600nmの波長帯が肌表面近くの「拡張血管(ヘモグロビン)」をほどよく吸収し、熱変性を起こして次第に収縮する作用をもたらします。
効果実感の目安は?
赤ら顔の改善効果は、肌に残るメラニンの含有量により実感のタイミングが異なります。なぜかと言えば、メラニンもヘモグロビンも吸収しやすい波長が重なっているからです。メラニンが少ない肌であれば、光の吸収はヘモグロビンに集まりやすくなりますが、メラニンが多く含まれた肌では、メラニンにも集められるため、光のエネルギーが分散して吸収力が落ちてしまうわけです。(この分散を回避させる方法論はあるのですが、ここでは割愛します)
そういった複合的な要因によって効果にバラツキがありますが、2、3回施術を重ねると赤みが薄くなるのを実感しはじめ、4~6回くらいの施術で血管の目立ち具合が減少しているケースが当店の実績では多いようです。
施術間隔の目安は?
赤ら顔の減退を狙いとした光フェイシャルの施術間隔は、肌周期と言うよりも炎症反応が落ち着く期間を確保すると言う意味で、およそ3〜4週間ごとの施術間隔で予約を取っていく感じが良いでしょう。
<引き締め/リフトアップ>
光フェイシャルのもう一つの醍醐味は、肌の引き締めやリフトアップ効果が期待できることです。これはメラニンやヘモグロビンではなく第3の物質である「体内水分」をターゲットにするため、効果のメカニズムが少し異なります。
まず、ヒトの肌は大きく「表皮」「真皮」「皮下組織」の階層に分かれます。その中でもっとも水分量が含まれる層は「真皮」です。真皮には、コラーゲン線維・エラスチン・ヒアルロン酸などが水分を保持し、肌のハリ・弾力に直結する働きがあります。
この真皮の水分に光の波長を届けることで、熱変性によって線維芽細胞が刺激され、コラーゲン増生に繋がっていきます。
効果実感の目安は?
真皮の水分を吸収しやすい波長は900nm~が有効とされています。比較的長い波長帯であるため、IPLのランプ性質によって波長の放出強度は低くなります。また、肌に含まれるメラニンやヘモグロビンの量によっては、吸収力がさらに分散されるため、効果の常態化を実感するには、多少の施術回数と期間を要します。
ただし、1回の施術で即時的には「ハリ感アップ」や「もちもち感」を実感するお客様も当店の実績では多数おられます。
標準的には、およそ3~5回の施術で肌のハリ感やたるみの減退が感じられるようになり、6~10回でお顔全体が引き締まり、見た目や感触的にも肌の質感の変化を実感していただけるかと思います。
施術間隔の目安は?
肌の引き締めやリフトアップを狙いとした光フェイシャルの施術間隔は、肌周期と言うよりもコラーゲン増生期間に合わせるという意味で、およそ3〜4週間ごとの施術間隔で予約を取っていく感じが良いでしょう。
◇ 光フェイシャルは、いつ「完了」になるの?
ここまで、代表的な肌の悩み別に光フェイシャルの効果的な施術回数だったり、施術間隔のお話をさせていただきました。
しかし、一つ疑問が残るかと思います。
それは「いつ完了になるの?」か、です。
この問いに当店なりの回答をさせていただきますと「それはお客様ご自身で決めましょう!」と言うことになります。
ちょっと人任せに聞こえるかもしれないので、少し補足させていただきますね。
光フェイシャルをお受けになるお客様は、何らかの「肌の悩み」を抱えています。優先順位としては、まず、その「悩みを解消する」こと。そして「美しい肌をつくりあげる」⇒「美肌をいつまでも維持する」というステップを歩んでいくものだと思っています。
もしお客様が「悩みの解消=ゴール」とお考えであれば、それがお客様にとっての「完了」になります。しかし、肌の悩みが解消できたとしても、今度はそれを維持させることが必要です。
ご自宅でしっかりスキンケアを行いつつ、数か月に一度はホームケアでカバーできないことをエステサロンで補うという活用の仕方もあります。
結局のところ、美肌づくりには終わりがありませんので、どのような形がベストなのかは個々のお客様によって異なると言うことです。
― まとめ
いかがだったでしょうか?光フェイシャルの施術回数や間隔の目安、完了とする考え方についてお伝えしてきました。
実際には、個々のお客様ごとに肌トラブルの度合いだったり、体質や肌質などによって効果の出方が異なるため、一律で何回と言えないのが正直なところです。
だからこそ、最初から〇回コースと限定させることなく、もっとフレキシブルな通い方もアリなんじゃないかと思います。
当店の特長の一つが「完全都度払い推進店❐」であることです。光フェイシャルの施術メニューにしてもコース契約などはございません。文字通り「その都度」効果を確認しながら、柔軟な通い方ができるようになっています。もちろん、いつやめてもOKです!
また、継続して通えば通うほどご利用料金がどんどん割安になる「継続割」もご用意しております。
まずは光のエステLet’sで、光フェイシャルの醍醐味を実感してみてはいかがでしょうか。
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合言葉は、「光線美容って選択、アリかも!」
是非、光のエステLet‘sにご注目ください!