皆さん、こんにちは!光のエステLet’sです。
ところで皆さんは、「光フェイシャル」についてどのようなイメージを持たれていますか?
「あ~、なんか光で美肌になれるってやつでしょ?」
「よく脱毛サロンなんかでサービスやってるよね?」
「光で脱毛すれば美肌効果もあるって聞いたけど?」
と、言ったような感じですかね?
実は、意外(?)に光フェイシャルのことについて知られていない部分もあり、「もっと詳しく教えて!」と言う声もチラホラ頂戴しているので、今回はその「光フェイシャル」について取り上げてみたいと思います。
◆光フェイシャルって“フォトフェイシャル”と何が違うの?
まず、「光フェイシャル」という名称(呼び名)について触れておきましょう。
光フェイシャルとは、文字通り「光」を使用した美容トリートメントになります。主に「美顔」を目的にすることから「フェイシャル」と言うワードがついています。
また、似たような名称で「フォトフェイシャル」もありますよね。(こっちのほうが皆さん知っていますかね?)
実は“フォトフェイシャル”という言葉は、外資系医療機器メーカー(=ルミナスという会社)が商標登録している呼び名なんです。光フェイシャルと本質的な意味で違いはありませんが、「フォトフェイシャル」と言えば「肌治療(ルミナス社製のIPL医療機器を使用)」、光フェイシャルと言えば「美顔トリートメント(一般的なIPL美容機器を使用)」としてすみ分けされます。
もっと厳密に言いますと、フォトフェイシャルという呼び名はルミナス社製(M22とか)のマシンを使用しているクリニックが、同マシンを使用した肌治療を表現する際に「うちはフォトフェイシャルやってます!」と言えるわけなんです。従いまして、医療行為か美容行為か、はたまたマシンごとの出力(パワー)の違いで「フォトフェイシャル」と「光フェイシャル」を使い分けするものではありません。
あと、「フォトセラピー」と言う名称もありますが、これも本質的には同じ意味合いです。ようは、サービスを提供するエステサロンやクリニックが「どんなマシンを使用し、どんな呼び名を使っているか?」の違いと思って良いでしょう。
◆脱毛サロンで光フェイシャルができる理由とは
美容(エステ)系の脱毛サロンが使用するマシンの多くは、IPL(インテンス・パルス・ライト)と言う原理のいわゆる「光脱毛機器」を使用しています。
このIPLが生み出す光の特性は、およそ400~1200nmの波長領域を持っていて、それを特殊なフィルターに光を通すことで、意図した波長帯を自在に絞り込むことが出来るんです。つまり、フィルターを変えるだけで「脱毛に適した光」や「美肌に適した光」を1台のマシンでできるので、脱毛サロンが脱毛サービス以外に光フェイシャルのサービスも可能になると言うワケです。
◆光フェイシャルって何のためにするの?
では、光フェイシャルは一体何を期待してトリートメントを行うのでしょうか。
よく「美顔になれる」とか「美肌づくりのため」と言われていますが、今一つおぼろ気ですよね。
もう少しかみ砕いてみると、こんな感じです。
まず、「美顔」や「美肌」とは、「こうなりたい!」と言った目指す姿を表現した言葉です。その目指す(なりたい)姿と現在のご自身の姿(肌状態)を比べたとき、ギャップを感じることがあるかと思います。
その「ギャップ」は、その人が抱える「肌の悩み(トラブル)」であり、それを解消することが「目指す(なりたい)姿」に近づく必須要件となるわけです。
しかし「肌の悩み」とひとくくりに言っていますが、人によって実に様々です。
例えば、顔や身体に出来たニキビやニキビ跡、色素沈着によるシミやソバカス、気になり出した年齢肌、脂性、毛穴の開き、カサカサ肌、肌の凹凸、赤ら顔…など。
「このような肌の悩み(トラブル)をどうやって改善させるのか?」
その効果的な方法の一つが「光フェイシャル」というわけです。
◆光フェイシャルをあなどるなかれ!
光フェイシャルとは、IPL(光)の特性により、肌内部のメラニン(色素)やヘモグロビン(血液)、体内水分に意図的に作用させることで、様々な肌トラブルの改善が期待できる光線美容法です。
同時に、乱れがちなターンオーバー(肌周期)を正常化に導き、本来あるべき健康な肌へ回帰させる重要な役割も担っています。
しかし、ただ光を肌に照射するだけですべての肌トラブルが解消されるわけではありません。それには「意図した光」であることが必要です。
その「意図」とは、どんなマシンで、どんな波長バンドを選択し、どんな打ち方(やり方)で、何をねらいにしているのか?と言ったことです。
例えば、「光脱毛で美肌効果もあります!」と言ったことは、確かにウソではありません。しかし、それは「脱毛という意図した光」の一部に、美肌につながる光の要素が含まれているための二次(副次)的な効果にすぎないのです。
このようなことから、光フェイシャルの「意図した光」は通うお店(サロン)によって違いが現れるので、「どこの店で受けても同じでしょ?」とはなりません。
「光フェイシャルをあなどってはいけない」とは、こう言うことなんです。